来院当日に施行できる検査

採血：10分以内に結果が出ます（一部項目）。

代表的な生活習慣病である脂質異常症（コレステロール、中性脂肪）、糖尿病（血糖、HbA1c）の検査は、採血後10分以内で結果を出せます。
また、バセドウ病、橋本病を代表とする甲状腺ホルモン異常、一般的な肝機能検査、腎機能検査であれば、午前中に採血をした場合、午後に結果がでますので、1日で検査結果に応じた診療を行えます。
何度もご来院いただくご不便を減らしました。
生活習慣病の早期発見のためには、定期的な採血が必要になりますので、是非お気軽にご来院ください。

心臓超音波検査：来院当日に施行でき、同日結果をご説明致します。

心臓超音波検査で心臓の大きさや動き、弁の状態などを詳細に観察することができます。
当院では検査予約のために事前に来院していただく必要はなく、また同日結果説明も行います。
病院によっては、１．検査予約のため来院、２．予約日に検査施行、３．後日結果説明と、3日間の通院が必要な場合がございますが、当院では、来院当日の検査施行・結果説明となるため、1日の来院で済みます。
特に心臓弁膜症、先天性心疾患の診断には非常に有用な検査です。

なお施行に際し、患者様のお体に直接ゼリーのついたプローブ（機械）をあてることになる為、上半身は検査着にお着替ええいただいて検査を行っております。
ご来院の際には、お着替えのしやすい服装でいらしていただけますと、準備がスムーズに行えます。
何卒よろしくお願い申し上げます。

心電図検査：来院当日に行えます。

心臓が動くときに生じる電気的変化を記録し、心臓の状態をチェックします。
心臓が規則正しく動いているか、心臓に酸素などが十分に供給されているか、心筋に異常は無いか、などがわかります。

胸部レントゲン写真：来院当日に行えます。

心臓をはじめ、肺や大動脈などの形や大きさを映し出します。
心臓が拡大していないか、形はどうなっているか、肺の血管は太いか細いか、肺に水が貯まっていないか、大動脈は拡張していないか、などがわかります。

血管年齢（CAVI)：来院当日に行えます。

かつて、ウイリアムズ・オスラーという医学者が、「人は血管とともに老いる」との名言を残しております。
事実、日本人の代表的な死因である、心疾患、脳血管疾患は、動脈硬化の悪化により発症するといっても過言ではありません。

自分の「血管年齢」をどのようにチェックするか。
当院ではCAVIという指標をチェックすることができます。
これは、ベッド上で、両手両足に血圧計をまき、心音を感知するマイクを胸につけて計測します。
特に苦痛のある検査ではなく、機器取り付けを含め、約１５分で施行できます。

ぜひ一度、ご自身の「血管年齢」をチェックしてみてください。

診察時に予約していただく検査

ホルター心電図：予約制

小さな心電計を長時間身につけることにより、日常生活を行っているときの心電図を記録する検査です。
短時間の心電図検査などでは診断できない不整脈をチェックすることができます。
また、症状出現時の心電図を記録することにより、医療機関で記録する心電図では発見できなかった疾患が見つかることがあります。

睡眠時無呼吸症候群のチェック（簡易PSGモニター）：予約制

2003年2月、山陽新幹線の運転士が眠ったまま時速270kmで走りつづけた事件を覚えていらっしゃる方も多いかと思います。
原因が睡眠時無呼吸症候群(SAS)による居眠りと分かり、大きな反響を呼びました。

中等度以上のSAS患者さんの場合、交通事故を起こす頻度はSASでない人に比べて7倍も高くなるとの報告があり、また健康面においても、健常人と比べSAS患者さんでは高血圧は2倍、虚血性心疾患は3倍、脳血管疾患は4倍、糖尿病は1.5倍発症する可能性が高いと報告されています。